この記事では、小学生の子供のオルソケラトロジーを2022年1月から1年続けた体験を元に、実際にかかった費用の詳細やメリット、デメリットについても書いています。
オルソケラトロジーを始めた理由
小学生4年生の子供が1年生の時、0.5程の視力になり、見えにくそうにしていたので早速メガネを作りました。
それでも2年生になる頃にはあっという間に0.2に!
私自身が親からの遺伝もあり強度近視でした。目に悪いことをしなくても小学校低学年から視力がどんどん落ち始め、大人になる頃には両眼0.01程になりました。
近視が強いと眼鏡のレンズが厚くなり、フレームからはみ出たりと見た目もかわいくありません。
コンタクトレンズもつけていましたが、コンタクトを外した時のまわりの見えなさは本当にしんどいものでした。
メガネもコンタクトも目がとても疲れました。大人になってレーシックをして、今は快適に過ごしています。
子供のオルソケラトロジーを始めた理由は「大人になるまでに、とにかく視力の低下を遅らせたい」との思いからです。
オルソケラトロジーってどんなもの?
オルソケラトロジーとは?
オルソケラトロジーレンズの近視抑制効果
他の視力矯正法との違い
オルソケラトロジーの他の視力矯正法に「レーシック」と「ICL」というものがあります。
レーシック
目の表面の角膜にレーザーをあてて角膜を削り、視力を矯正する手術です。削るので元の状態には戻りません。
角膜の形状や厚みによっては、手術ができない場合もあります。
手術時間は10分程で、日帰り手術となります。費用は20~40万円のところが多いです。
ICL
小さなコンタクトレンズを眼の中に入れて、視力を矯正する手術です。
レンズの取り出しや再手術が可能です。
手術時間は30分程で、日帰り手術となります。費用は50~70万円のところが多いです。
オルソケラトロジーの費用詳細
オルソケラトロジーをする場合、私の子供が通っている眼科では下記の費用がかかりました。(2023.1月調べ)
- オルソケラトロジーレンズ代 1ヵ月6,600円 (買い取りではなく月々定額制にしている病院のため)
※治療している間は毎月かかります。
※レンズが欠けたり割れた場合無料で交換してもらえますが、紛失した場合は片方で15,000円料金がかかるそうです!(これも病院によって料金が変わります) - 毎日の漬け置き洗浄代 1ヵ月850円(30回分)
- レンズを装着する前に使う洗浄剤 1本845円(1月前後もちます)
- レンズを装着する前に使う目薬 1本711円(1月前後もちます)
- 月1回の強力洗浄剤 1,078円(7回分)
上記を1か月分に換算します。
オルソケラトロジーレンズ代 | 6,600円 |
毎日の漬け置き洗浄代 | 約850円 |
レンズを装着する前に使う洗浄剤 | 約845円 |
レンズを装着する前に使う目薬 | 約711円 |
月1回の強力洗浄剤 | 約154円 |
1ヵ月の合計 | 9,160円 |
1年の合計 | 109,920円 |
これに、3ヵ月に1度の定期健診が1回2,200円かかります。1年で8,800円
全て合わせて、1年で118,720円(税込)
※費用や定期健診代は病院によって変わります。
他には最初に、オルソケラトロジー治療が可能かの検査が4,000円程かかりました。
なかなか高い!
定期健診で病院にいく度に、スタッフの方から説明を受けていて、費用部分で「う~ん」と悩まれている親御さんの姿を見ます。
私が軽度の近視なら、子どもにメガネ等してもらい、オルソケラトロジーはさせていないと思います。
親が強度の近視の方ほど、メガネにしてもコンタクトにしても大変な思いをしたため、進行予防ができるオルソケラトロジーを選択するそうです。
オルソケラトロジーのメリット
- 日中裸眼で過ごせる。
なんといってもこれが一番ですね!
- メガネをかけなくてすむ。
メガネは、耳が痛くなったり日焼けしたりするので地味につらいです。
- 裸眼なので、スポーツを思い切り楽しめる。
水泳や球技、格闘技などの激しいスポーツでも、コンタクトを落とす心配がありません。
オルソケラトロジーのデメリット
- 強度近視などでオルソケラトロジーレンズが使えない場合がある。
- 自由診療になるので、保険適用外となる。
- コンタクトケア用品も保険適用外。
※医療費控除の対象になります。
オルソケラトロジー治療を始めて後悔はある?
今は小学校高学年で成長期なので、あと数年続ける予定ですが費用だけが痛いですね。オルソをやめても、裸眼で0.1ぐらいに近視がとまってくれればと願うばかりです。
子供のオルソケラトロジー治療のまとめ
オルソケラトロジーのメリットは「日中裸眼で過ごせる」「近視抑制効果がある」この2点が大きいです。
学校でコンタクトを落としたりなくす心配もありません。
費用がかかるのと、定期健診が必要ですが、特に費用は病院によって少しバラバラです。気になる方はお近くの眼科で相談してはいかがでしょうか。
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